地方曲芸
地方曲芸
淮劇と淮安
 淮劇は江蘇省北部の塩城、淮安の辺り、及び宝応、興化などの揚州の部分地区で流行っている。流行っている地区はほとんど当時の淮安府に管轄されていて、したがって、淮劇と命名されたのである。清の道光年代から光緒年代にかけて起源して、人々に歓迎される地方劇である。
 関連資料によると、淮劇の伝統的なプログラムには、「九蓮十三英七十二記」があるそうで、前記のプログラムにおいて、淮安という地名は何度も淮劇の歌詞に現れて、それから淮安が淮劇の発祥地でもあれば、明・清時期の千里運河沿線上の水陸中枢でもあると分かる。 
洪沢漁鼓舞踊
 老子山の漁民の自分で編集・出演する舞踊である。その前身は端鼓腔で、演技者が左手で鼓を握り、右手で槌をとり、敲きながら、歌うのである。漁鼓舞踊は歴史が悠久で、清末・民国初期に比較的に盛んに流行っていた。新年や祭りのたびに、各漁港は昼も夜も端鼓音が絶えないで、漁民に「端鼓の春祝い」と呼ばれている。解放後、芸術活動家の研究、加工、製作によって、今日の漁鼓舞踊になり、リズムが明快で、メロディーが素晴らしい。舞踊の動作はほとんど網編み、クランプ張り、フック垂らし、網引きなどの様々な魚釣りの動作と姿で、漁業労働者のイメージを形作った。
金湖田植踊
 金湖県は有名な水郷である。広大な農民は田植えという労働中、田植踊という特殊な歌形式を創造して、閔橋田植踊はその傑出した代表である。閔橋田植踊は格調が清新で、優美で意味深長で、生き生きとして、内容が豊富で、濃厚な郷土息吹に溢れている。ラブソングと生活歌という2種類に分けられた。曲調は「4句頭」、「5句半」、「8句奪い」、「十字連ね」及びいくつかの民間俗謡がある。閔橋田植踊は、野良でも、舞台でも歌うことができて、デュエット、歌比べの時に、雰囲気は熱烈で、意欲が高ぶっている。2004年7月に、金湖田植踊は江蘇省民間文化保護工程名簿に並べられている。