清江浦区
「江蘇省による淮安市一部行政区画調整に関する国務院の同意書」に従い、淮安市清河区、清浦区を撤廃し、元の清河区と清浦区の行政区画を合併して淮安市清江浦区として発足することや、城南郷(淮海南路268号)を清江浦区人民政府所在地として選定することが決定された。
洪沢区
江蘇省中部にある洪沢区は、洪沢湖の東湖畔に位置しており、1956年に湖の周辺地域を統括管理する為に県制施行し、洪沢湖から名づけられた。洪沢の域内には、二つの湖(洪沢湖、白馬湖)が広がり、周囲を水で囲まれているので、昔から「淮上の明珠」や「魚米之郷」という美称で広く知られて魅力が溢れる湖畔新興のエコツーリズム地域である。洪沢区総面積が1394平方キロメートルで、そのうち、水域面積が全体の55%を占めており、12鎮126村並びに1つの省級経済開発区から構成されている。人口が38万人、区政府(区役所)の所在地はが高良澗鎮である。
淮安区
淮安区は淮安市の東南部に位置しており、独特な地理的位置に据えているので蘇北部にある重要な交通枢軸という役割を持ち、京滬、寧連、徐宿淮塩など3本の高速道路が重なる立地となっており、新長鉄道、京杭大運河、蘇北灌漑総渠などが区内を貫通して淮安漣水空港から淮安区の市街区まで車で僅か20分の距離しか離れていない。1452万平方キロメートルの総面積のうち、水域面積が180平方キロメートル弱である。総人口が118.74万で、常住人口が97.42万人である。悠久たる歴史を持つ淮安区は、国務院より命名された全国歴史文化名城でもある。遥か昔の7000年前の新石器時代には、この土地で煌びやかに輝いた「青蓮崗文化」が生まれたことがあった。区内には、周恩来旧居、周恩来記念館、中国漕運博物館、淮安府署など数々の歴史文化名勝を含む国家級、省級、市級以上の重点文化財保護対象が約70点現存しているので、華東地区で独特な魅力を持つ観光名所として名高い。
淮陰区
江蘇省北平野の中心部に位置する淮陰区は、南北長が62.5キロメートル、東西長が38.5キロメートル、面積が1264.10平方キロメートルである。陸地面積が1034.44平方メートル、水域面積が257.04平方キロメートル、総面積に対しての占有率が各々81.83%と18.17%になる。淮陰区には豊富な鉱産資源が蓄蔵され、埋蔵量から見れば岩塩が270億トン、硫酸ナトリウムが12.8億トンであり、他には炭酸ナトリウム鉱石・粘土鉱物・天然ガス、石油、硼素、沃素など多種多様な資源も埋れており、採掘及び利用価値の優れた土地である。なお、「魚米之郷」とも呼ばれる淮陰区は、稲・ピーナツ・野菜・油菜・薩摩芋・蚕桑・イタリアポプラ・食用キノコ・牧草など9種類の特色な農業が営まれている。
盱眙県
長江三角洲地域にある盱眙県が淮安市の南西部に位置する県であり、淮河下流流域に属して洪沢湖南岸及び江淮平野中東部に位置する。総面積が2497平方キロメートル、総人口が80.05万人(2014年当時)であり、3街道14鎮3郷が管轄の下に置かれている。盱眙県は、2015年のGDPが320.13億元を達成し、2014年比べで10%向上した。なお、かつて「中国旅行強県」という栄誉称号を取得したことがあり、数多くの文化観光資源を所有している地域である。漢代の時に、盱眙に州が設立されて唐宋時代の名城であった——昔は古泗州州府所在地で、明王朝の開国皇帝・朱元璋の出身地でもある。県内には、至るところに古代遺跡が目に付き、世界で一番早い彗星運行図及び戦国時代の陳璋円壺も此処から出土した。
漣水県
漣水県が蘇北の奥地に位置する県であり、淮河下流流域に属する。面積が1676平方キロメートルで、戸籍人口が113.7万人である。古淮河・古塩河・漣河が域内を流れ通して、全国平野緑化先進県・全国エコツーリズム見本県・国家級エコ家園富民工程見本県などの栄誉称号を取得した。漣水には便利な交通アクセスや滞りない高速物流ルートが構築されていた。漣水空港運行中の航路は台湾などと結ぶ10数本あり、Ⅰ類航空入出国検査場として国務院の批准を受けた。それに加わって、漣水に停留する連淮揚鎮高速鉄道が既に着工しており、塩河三級水路の開通が単位通航能力を極めて向上させたことによって、「水陸空鉄」体制を完備化した漣水の立体交通網は、プロジェクトの導入や産業集中化に優位性のある条件を創出した。
金湖県
金湖県は江蘇省中部にあり、江蘇省淮安市・揚州市及び安徽省滁州市という两省三市の境界が接するところに位置する。北が洪沢湖、南が長江と繋がり、県内の河川や湖など水路も密集している。高郵湖・宝応湖・白馬湖で取り囲まれる金湖県を、淮河入江水道が貫通して流れ込み、江湖交通の要衝に据える「小江南」という賞賛であった。1959年、県制が発足した際に、国務院第100回常務会議において湖から「日出斗金(毎日一斗の金が産出される)」という意味で周恩来総理が「金湖」と名づけられた。金湖が悠久たる歴史の発祥地であり、堯帝から伝承を受け継いだと言われている。